読了

クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)

このタイトルからして、今読むからこそ意味があるかな、と思い購入。とはいえ、この業界にいてある程度そのへんの動向を追っかけている人からするとまあそうだよね、という自然な内容になっているかな、という印象。クラウドってやたら聞こえてくるけど、何を言いたいの、と思っているのであれば、いわゆるクラウドってこういうことを指してるんですよというのがつかめるんじゃないかな。

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)

いやーおもしろかった。第六大陸テイストが好きな人はマストかな。VNマシンとかは、こういう機械が作れてこういうことがやれるのであれば…という考え方はなるほど、と思った。内容的にあまり細かく追いかけないように見えるところがあってもう少し突っ込んでもいいのかなという気はしたけど、でも話としてはこれで十分おもしろいね。

クリムゾン・ルーム

ちょっと前に買っていたものの読んでなかったのをようやく引っ張り出してきた。リアルタイムであのゲームを体験できた世代としてこれは読んでおかねばと思ったのですよ。
それにしてもメタ構造というか事実と創作がないまぜで、古畑任三郎 -- もう一つの最終回 - アンカテを思い出したよ。当時のあのゲームの爆発的な拡散現象を目撃していた人は是非……というかそういうのをみていないとこれだけ読んでもあまりしっくりこないところがあるんだろうなあと。