読了 : 魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

ついったーで何となく流れてきたURLをクリックしたのが金曜の夜23時過ぎだっただろうか。

読むのにほぼ2日くらいかかった? ようやく読み終わったが。いやー面白かったな。まあ、だいたいのことはリンク先の推薦記事にあるのでそっちを見たらいいんじゃないだろうか。面白かったよ! つかモニタ上で読むのしんどいな。もうちょっと粒をそろえたら普通に出版されていてもおかしくない気がする。

読み終わったテンションだけで関連図書をあげてみる。個人的に "あわせて読みたい" をあげるならこんな感じ。

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

所々ではいる間の外し方、あえて的を外し地べたを這いつくばりながらも理想をゆく姿勢。

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

青年商人「わたしの。……『同盟』の。
 我ら人間の、何を信じると言うのです?」
魔王「損得勘定は我らの共通の言葉であることを。
 それはこの天と地の間で二番目に強い絆だ」

中世的歴史観と基本的な経済学の知識。あるいは掛け合いにおいて。

雷撃☆SSガール (講談社BOX)

雷撃☆SSガール (講談社BOX)

火竜公女「……悪辣じゃのぉ」
青年商人「褒め言葉と取っておきましょう」

これも経済学的戦術、策略において。

貴族子弟「武器をちらつかせるのは止めてくれよ。
 自慢じゃないが僕は弱いんだ。
 失禁したらお洒落なズボンが濡れるだろう?」
メイド妹「それ格好良くないよ、お兄ちゃん……」

外交の精神と食いしん坊万歳において。

獣の奏者 (3)探求編

獣の奏者 (3)探求編

勇者「はじめはそこまで争っていなかったんだ。
 だが『南部』の国は魔界との戦いの最前線だった。
 それにたいして、『中央』の国々は後方の安全な場所から
 戦争に賛成していたんだな。この辺の意識の違いから
 だんだんと溝が深まっていった」

国興しの起源、伝承と伝説、国々の対立構造、政治的な思惑、なにより前へ向かおうとする意志において。もろもろ共通点多し。特にバックグラウンドに迫る後半2冊の方。

風の谷のナウシカ 7

風の谷のナウシカ 7

女魔法使い「世界の人々は、二人を憎むかも知れない。
 肝心の時には助けてくれなかったと。
 勇者のことも魔王のことも裏切り者だと思うかも知れない。
 世界を滅ぼしたと云われるかも知れない」

思想において。当然漫画版の話。なのであえて7巻。


ほかにあげるとすると、幽遊白書の"魔界の扉編"以降とかかな。レベルEとかHUNTER×HUNTERでもいいけど。そのへんは 『HUNTER×HUNTER』 23巻 富樫義博著/偉大な物語の本質について|旧館:物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために が詳しいので特に書かない。