読了 / 惑星のさみだれ

いやー。一杯飲んだついでに「惑星のさみだれ」全10巻一気読みしてしまった。やっぱりこれは泣ける。

惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)

最初から最後まで徹底的に予想を外し、斜め上をつきながらひっくり返しひっくり返して最終的にはど真ん中の王道を貫き通して見せた。すばらしい。大人になるって、大人の格好良さって、こうだって、徹底的に描いて見せた。ベタだろうがクサかろうが理想論だろうが関係ない、本気でやれって。生きてる限り死亡率 100% だし、自分の力じゃどうにもできないつらいこととか、絶望することもあるけど、それでも希望はあるし明日は来てちょっとずつ大人になるんだって。

これはもう泣くじゃないか。どうやっても。

近年まれに見る格好良さだったよ。風巻さんの13体目が「未来」だった瞬間とかどうしようかと思った。改めて見返してみるといろいろと伏線張ってあって、全部読んでから師匠の最期のあたりとか再読するともう涙なくしては読めん。あー、面白かった。最高だった。