#自宅ラック勉強会#3 参加報告

はじめに

自宅ラック勉強会#3 参加したのであれこれ思うところを書きます。勉強会参加してもちゃんとアウトプットを残せていないなあという反省 + 飲み会で今回のメインイベンターにもったいないからBlogとかやろうぜって言った手前もあり、多少なりとも何か残しておかないとね…と。後になると書かないからなあ。技術面の話題もあるけどその辺はまた後で別途書こうかと思ってます。

経緯

今回、梶が谷拠点の人でした。そもそも #3 中原拠点という話が出た時点で atnd 登録したのですが、場所の都合上必然的に人数枠が少なく、それなりに補欠者がいたのです。で、自宅が中原拠点から近いし、中原行くつもりの人ならこちらに来る分には問題なかろうということで、補欠者巻き取る方向で参加することに。自宅ラック勉強会は、前回の #2.5 がすごく面白そうで、行きそびれたことを後悔していたので、勢いだけでやってしまった感じ。これが3月頭くらいか…

その後、事前準備ってことで、IHAnet ASN取得/Peering試験、ネットワーク図作成とかもろもろを実施。

…なんてことをやっていたのですが、3月末までは梶が谷拠点はもうちょっと小規模な構成で(ルータ2台くらいで)参加することを考えてたんですよ。ただ、4月頭に発作的に Catalyst3750G を買い足してしまってですね。4/7-8 で宅内構成大改造。どうせだったら勉強会でもうちょっと面白い構成にしようということで、インターネットにでられるルータを1台追加、eBGP Router x2, iBGP Router (L3SW) x2 という構成に変更してしまったと。

機材が4台あれば、ほぼ一人1台で触れるし、少なくとも手が空いてみてるだけにはならないだろう、というゆるーい目論見のもと、1週間かけてだいたいの設定起こして実際にコンフィグ投入してみてまあ何とかなりそうかな、と。前日(4/13)に拠点間接続パラメータ調整の話をやって、じゃあ後は当日! みたいな感じでした。

本番

ということで当日ですよ。ここから後は個人的な反省点。(#3.5焼き肉終わった後の2次会で話をしましたが…)

  • 参加者のスキルがどのくらいなのか読めなかったというのもありますが、結果としてはタスクを積み過ぎました。
    • ふたを開けてみると参加者が基本的にCiscoほとんど触ったことないという状況で、あのタスクの出し方はちょっとまずかったなあと。図の表記とかTODOとかチェック方法とか、もう少し詳細化しておいたり、パラメータ指定の方法をもうちょっと作り込んでおくべきだった。(言い訳をすれば、事前準備でそこまで作り込む時間がなかったのですが…)
    • 参加者スキル読めないにしたって、ベースの設定はある程度事前に作ってたので、もうちょっと初学者向けの出し方をあらかじめ想定しておくべきだった。ある程度触ったことがある人でも退屈しないでやれるレベルの曖昧さだったので、はじめてやるにはちょっとハードルが高かった。IPv6 Configuration をいきなりやるって言うのがまず大変だというのが。アドレス表記の段階で、慣れていないと結構難しい。
  • アナウンスとか他拠点との連携とか自分の拠点の状況とか、そういうのをちゃんと外から見える形で出したり、自分もチェックしておくべきだった。
    • 参加者フォローに回っていたり、上手くいかないところがあったりするとそちらの対処に手一杯になってしまって、梶が谷どういう状況なのかわかんないと言われてしまっていた。(拠点管理者間Skype Chatでは時々出していたのですが、Twitter(Public)には流していなかった。)
    • 2次会でも出ていたけど、技術フォローに回る人と、オブザーバ・マネージャに相当する人を役割決めて立てておいてやるのが良かったのだろう。拠点間連携、拠点に設置する役割の配分とか、分散でやるのであればしっかり決めておいた方が良かった。分散開催の場合少なくとも、実況・連絡役があったほうがよいだろうなあ。

…と、いうのが反省点。逆にこの辺はやっておいて良かったという話を。

  • 拠点内設計は事前にできてた。
    • 提示の仕方とかタスクの回し方とか、自分のマネジメントが下手なせいで参加者にはちょっと苦労させてしまった感が強いですが、あらかじめ何をどういう構成にしておくべきかというのは事前に作れていました。いたつもりです。中原拠点とかは仕様変更が! とかで盛り上がっていたのですが梶が谷はその辺ぶれはなかったのです実は。
  • 参加者へのデータ配布
    • 一応、宅内のWebで構成図とかを配っていました。(宅内ネットワークの接続情報、ネットワーク図、コンフィグテンプレ、コマンド例などを簡単にまとめたもの。)
    • ただ、Cacooで作っておいた図とかのURL書きそびれていたあたりが抜けている…

やきにく

いやあ濃い集まりでおもしろいですわ。最初にいた卓は最年少(19歳)と30台(自分)〜40台くらいのひとがいたりしてたし。というか大学生でこれ参加か…。その年でこういうのやれてたらどこまで行くんだろうと。正直、危機感をあおられることしきり。ヤバイ俺もうちょっとどうにかしないとヤバイ(今更

で、2次会は近くの居酒屋に移動して、ここで反省会開始(Togetter参照)。もうプロジェクトマネジメントとかリスクをどう考えてどう動くかみたいな話、PMOとかに相当する機能が必要だったよね、とかに発展。そもそもネットワークみんなで作ってみよう…からはじまって、プロジェクト運営とか政治層とかまで話が飛ぶし、濃い話がいろいろ聞けて非常に面白かった。メインイベンターも24歳でネットワークエンジニアの勉強はじめて数ヶ月って状況でこれ主催というあたり末恐ろしいわ。やるって言って動かしてそれなりに結果を出せるって言うのがすごいよ本当に…。

そして2次会以降の話がまたさらに濃い(というか黒い)はなしで面白いのよ。基盤方向の本当におもしろい話は物理層だろ! ただ本当にベタな話ってL0から一回りしてL8だよね−みたいな話とか…終電後の話とかそんな黒いこと書けませんよ…。でも書けないからこそ面白いんだけどね。ということで始発まで話をしていた。お疲れ様でした。私は酔った勢いで阿呆なこと口走ってたと思われますが、そこは聞き流してください…。

おわりに

時間的な都合で当初想定していた接続が全部できたわけではないにせよ、ある程度はやれたのでまあそこは良かったかと。きっちり作りあげられるかどうか言うよりは(失敗することも期待される結果なので)、参加した人が何か次のアクションを起こすきっかけとか動機付けとかがあれば成功だよね。で、ある参加者がCisco中古で買いますみたいな話とかしていたので、そこは成功だったのではないかなーなんて思っています。

次回は VoIP で! みたいな話が上がっていたので、何かやれないかは考えてみよ。