読了 / 星を創る者たち
- 作者: 谷甲州
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ようやく NOVA(10) 読みおえてその勢いで宇宙土木シリーズ単行本へ。NOVA では中断されていたシリーズ途中からと言うことだったので、前半と結末がどうなるのか気になって仕方が無かった。これ、面白かったわー。今まで NOVA で読んだのは各短編として、だけだったのだけど、シリーズ通してちゃんと軸が入ってるってのがまず新鮮だったのと、あと、終章は驚きでしたよ…。こうくるのかよ! と。やられたね。
全体通して、どのはなしも登場人物がすごく少ないんだよね。作ってる物や場所のスケール感に比べて、圧倒的に人の数が少ない。当然、どこも極限環境で、コストやリスクの問題があるから自動化・無人化が進んでいるって言うのはわかるんだけど、それでもその密度の違いがとても印象的でした。あと、登場人物のほとんどが名字と役職くらいしか出てこないんだよね。その辺はすごく独特な距離感だなあ、と。
というところで、以下はちょっとネタバレ。最終章まで通読した後で振り返ってみると良いと思います。