映画/姑獲鳥の夏

見てきました.木場まで行って.
客の入りは4,5割位だったか.エアコン効きすぎててちと寒かったなあ.以下ネタバレあり.
で,内容はといえば,上映時間2時間とはいえやっぱり情報量が少ない*1.あの内容だけでどうして最終的な結論に行きつくのか,原作未読の人が理解するのは不可能だろうなあ.一見無関係ないろんな情報を重ねて重ねて,いろんな伏線が最終的にバーっとつながっていってあの恐怖感が出るわけで,その辺薄まっちゃってちょっと物足りない感じ*2.セットとか小物とかには凄く力はいってるなあと思ったが,ちょっと小奇麗かな,という印象.もっとどろっとしたりじめっとしたりほこりっぽかったりという感じをイメージしてたんだけど.照明の使い方(スポットライト)とか絵の投影とか,特徴的な演出はまあ好みによるのだろうか.そして女優陣ってかいしだあゆみ凄すぎ.

*1:関口のトラウマとか,死蝋の話とか,"おかあさん"の話とか,いろいろと唐突な印象がね….

*2:ただ,その辺の話いれると2時間京極堂がしゃべりっぱなしで終わるんだろうけど.