アインシュタイン150の言葉

ということで面白そうだったので買ってきた．

アインシュタイン150の言葉

ゲーデルの本からアインシュタインの本へ．なんとなく共通する思想が見えて面白い．まあ二人とも親交があったそうなので不思議ではないけど．

気になった言葉をひとつだけ引用してみる．

心というものは、ときとして知識を超えた高みに上がることがありますが、どうしてそこに達したのかを証明することはできません。すべての偉大なる発見は、そのような飛躍を経たものです。

先日(id:stereocat:20050914#1126699677)のゲーデルの本の結論部分から再び．

人間の精神は、その数学的直観の全てを公式化する（もしくは機械化する）ことはできない。つまり、まさにこの事実が新しい直観的知識、例えばこの形式主義の無矛盾性を必要とするのは、直観の一部を公式化するのに成功したときなのだ。

森博嗣の「黒猫の三角」でも似たようなセリフがあったね．

「最先端の自由な発想とは、理由も、言葉も、理論も、まだないところへ飛ぶことなの。そこへ飛躍できた人だけが、そのインスピレーションを掴むことができる――」