読了 : 大学の話をしましょうか

あはははははは.これは面白いよ.ある程度大学の中身を垣間見たことがある人はぜひ一読を.つーか,おいらの師匠は似たような愚痴を良くこぼしてたなあ.いろいろ思うところはあるものの,とりあえず学生についてのコメントが印象的だったので,ちょっと引用してみる.

このごろの学生はテレビを見ているように講義を聴いているのです。ちゃんと出席して、真面目にこちらを見ているのですが、しかし、時々質問をしても、「え?」という感じで反応は鈍いですね。テレビは視聴者に直接質問はしませんから。つまり、講義は、受ける一方のものだと認識しているわけです。

押し付けられるものから選択するばかりなので,ゼロから自分で探す,作るという作業に慣れていない.だから「質問はないか?」と尋ねられても何も出てこないんだ,というお話.

この観察はすごく納得できた.提供されるものを受け取るだけで,自分からコミットしていくことがなかったというのはそのとおりなんじゃないかな.語弊があるかもしれないけど,「余計なこと考えてないで,言われたことやれよ」と,言われるがままになってた……といってしまってもいいかな.

人間の能力とは、問題に答えることではなく、問題を見つけることです。したがって、質問をする、今問うべきことを考える、という行為は、テストで記憶を確かめるよりもはるかに重要なことだと僕は考えています。

なるほどねえ.そうだよなあ.精進します.