読了

マサチューセッツ工科大学 (新潮文庫)

MIT とエンジニアリングとサイエンス．世界一のアレゲ学校の変遷と思想，人．

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

万物理論 (創元SF文庫)

イーガン 2 連発．イーガン作品ははじめて読んだのだけど，概念とか設定された世界観の解説に追いつくのに大変だというのがひとつ．それ以上に思想的な部分が思ったよりも強かったな．後書きの，"Phylosophy Fiction : PF" と名付けたくなる…というくだりもなるほどという感じ．なので受け付けられないと思うときは多分，理解できないからというよりは思想的に合わないという方向になるのではなかろうか．どちらも後書きの解説が結構役に立った("万物理論" で出てくる "汎性" に関する解説とかは特に)．イーガンはじめて読むなら解説読んでから本編に入るのも良いのかもしれない．

"万物理論" はとにかくボリュームがすごい．単に紙の枚数のボリュームじゃなく，ネタ的なボリュームがすごい．ので，解説ちょっと読んでハードル下げてから読んでも良いかな，と．あと，原題が "Distress" だというのは知っておいてから読んだほうが良いかな．