読了

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

森先生のビジネス書。創作に対する考え方、ではあるけどこの人の場合それが仕事に対する考え方、でもあって、やりたいことを新しいモノを生み出すものととらえれば、本書の多くのところで「創作」を「研究開発」(みたいな仕事)に置き換えても成り立つんじゃないだろうか。
それにしたって、電子書籍の普及だってこれからで、そこからが森先生の時代じゃないんですかと思ったりもするのだけど、こう風呂敷をたたみにくる感じの内容の本が出てくると一抹の寂しさを感じてしまうなあ。

プロメテウス・トラップ (ハヤカワ・ミステリワールド)

プロメテウス・トラップ (ハヤカワ・ミステリワールド)

うーん、これは…。正直ファンタジー的な印象に受け取っちゃってうーんな感じだったなあ。目的に対してどうしてそれが必要なのか、そのままだと見えないので、というのはわかるんだが。

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

落雁食って茶でしめるんだけど、茶がちょっと渋いというか苦い…。みたいな小説。いやプラス評価なのだが。もうこういうのって何言っても無駄だし言ってはいけないような気がする。

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

ヴィンランド・サガ」とか「狼と香辛料」とか見てる人はそれなりに楽しめるかもしれない。これも決して面白くない訳じゃないんだけど、小川作品はもっと面白いのがあるよねえ、と。