読了

これから某試験の勉強をするのですよ…….

ゲーデルの世界―その生涯と論理

ゲーデルの世界―その生涯と論理

先日のメモ(id:stereocat:20050909#1126277806)はコレ関係のです.一言で言って,よくわからん.なんか煙に巻かれているようで.哲学・数理論理学・数論・理論物理学人工知能論うんたらかんたら.まあ,コレは考え方変わるよね.

人間の精神は、その数学的直観の全てを公式化する(もしくは機械化する)ことはできない。

たまにはこういう知的刺激も必要なんだな.

τになるまで待って (講談社ノベルス)

τになるまで待って (講談社ノベルス)

そろそろ核心が見えてきた.なんか,犀川先生はすでに現象を解説する手続き与えるための装置のような感じなってきたなあ.上の本で例えれば現象をインプットして過程を出力するUTM(万能チューリングマシン)とか? いや,やめやめ.そして赤柳探偵は…….
犀川先生の言葉が印象的.

「思考というのは、既に知っていることによって限定され、不自由になる」
「まっさらで素直に考えることは、けっこう難しい。重要なことは、立ち入らないことだ」

悪意 (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

展開のしかたも凄いけど,結局一番凄いのはタイトルどおり圧倒的な「悪意」.
上の言葉を記憶に留めつつ読んでみると面白いかも.