読了

だいぶ間延びしてしまった.
ちょっとずつ記録をつける.

川の名前 (ハヤカワ文庫JA)

川の名前 (ハヤカワ文庫JA)

冒険小説."僕らの七日間戦争" みたいな感じといってよいかな.この「川の名前」という概念は面白い.自分の川の名前を出すとものすごく限定されるんでださないけどね.これまでの作品のテイストがちょっとずつ入ってくるのはファンサービス?

ビッグバン宇宙論 (上)

ビッグバン宇宙論 (上)

ビッグバン宇宙論 (下)

ビッグバン宇宙論 (下)

後書きにもあったけど,本当に直球,王道.ビッグバン・モデルがどのような経緯を経て構築され,検証されてきたかというのをとことん追いかけている.単に概念を説明というのではなく,科学としてどのように発展してきたのか.と,どんな人がどういう風に発展させてきたのか.発想・執念・職人芸から時代・思想・宗教,そして "彼" ……とてもドラマティック.最新の話題の解説ではなく,現在までの基礎をがっちり固める方向なので,これを読んで土台を作ったうえで,ほかの宇宙論の本へ移っていくのがよいのだろうな.

中谷宇吉郎 "科学の方法" とか読んでおくとまた面白いでしょう.

科学の方法 (岩波新書 青版 313)

科学の方法 (岩波新書 青版 313)