読了
数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 単行本
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- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/07/01
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- 作者: 吉田武
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 新書
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「――しかし当時の人間にとって、ここははるか遠くにある未踏の地だったんだよ。ここへ来ること自体が、恐ろしいほどの知恵と金と努力を要する、冒険だった。彼らの機械は、ここにほんの数十分だけ触れた。それが――『ミッション成功』だった。想像できるか? 天体に触れただけで、大のおとなたちが躍り上がって喜んだんだぞ。つまりエベレストであり、極点であったんだ。――」
-- "Slowlife in Starship"
想像できるか?
といわれても難しいので読みましょう。想像できるようになります。"Slowlife in Starship" のちょっと冷めたところは、その背景にある熱さと対比してみるべきものなので、バックグラウンドがどれだけホットだったのか、というのは押さえておきたいところ。
それにしてもこの本、出だしからしてもう卑怯だよな。泣きそうになるよ。自分の影が写ってるだけの写真が何でこんなにグッと来るんだろうな。ペンシルからはじまる宇宙研の歴史とか精神とかも面白いです(ちょっと良く書きすぎじゃね? と思うあたりを差し引いても)。