読了

タカイ×タカイ (講談社ノベルス)

タカイ×タカイ (講談社ノベルス)

西之園先生の露出が増えてきました。このシリーズのこの淡々と疑問点を考え仮説を立て証言を集め…というプロセスはとてもお仕事っぽいなあと思う。
未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46)

未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46)

地球シミュレータによって何がどう変わっていくのか? 「祈り」「占い」から始まって、現代の未来予測へ話を進めていく。学生時代に非線形システムのシミュレーションをやっていた人間としてはなかなか面白かった。途中

適当に方程式をプログラムし、初期値と境界条件を入れてやると、コンピュータが何らかのデータを打ち出してくれる。そのデータをグラフに描き出すと、何らかの研究成果が得られたという錯覚に陥り、多くの「自称」シミュレーション研究者が現れてきた。

なんてくだりには思い当たるところ多々。シミュレーションで本当に大切で大変なのはシミュレーション結果の妥当性検証ですよね。と言うことで思うのは、ああいう気象とか、実際にどうなる振舞うのかがはっきりわからないシミュレーションをやってみて、これで結果が妥当であるというのはどう判断するんだろうな。本書中であったように実際の観測データとつき合わせてみるしかないのか?

「人間嫌い」のルール (PHP新書)

「人間嫌い」のルール (PHP新書)

人付き合いをつらいと思ってるのに無理に続けなくていいじゃん。できないんならできないなりに開き直って生きようぜ! と乱暴にいうとこんな感じの本なんだが。うーん。納得できるところと極端すぎるだろってところが五分五分くらいかなあ。

妙なる技の乙女たち

妙なる技の乙女たち

小川一水新刊! 赤道直下、軌道エレベータのできた島周辺で働くおねいさんたちのお話。このひとの職業モノというと真っ先に第六大陸が思い浮かぶのだがその前にもっと感覚の似ているのを見た記憶がある…ってこれはあれだよ。水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)シリーズだよ。「水惑星」の連載の中にこの小説を漫画化した話を挿入してもほとんど違和感がないんじゃないかと思うな。

パンドラVol.1 SIDEーA

パンドラVol.1 SIDEーA

とりあえず巻頭の「化物語」前日譚だけ読んだが…相変わらず凶悪だった(いろんな意味で)。