読了

レインレイン・ボウ (集英社文庫)

レインレイン・ボウ (集英社文庫)

ひとつの中心課題を最初にすえて,その周辺のドラマを描きながら最後の結末を描き出すという話のつくりの確かさは相変わらず.「月曜日の水玉模様」読んでから読むべし.

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さて,この本の後書きによれば,前述の加納さんもこの米澤さんも "日常の謎派" と呼ばれる作風だそうな.まあそのままだよな.古典部シリーズのあとにこの本なんだけど,大本のパターンは同じなのね."クドリャフカ" もなかなか痛烈だったけれども,この本はもっと痛烈というか悲痛というか.こうグッとやられれるものがあり.

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

全国のツッコミストに捧ぐ.とにかく,神原駿河の面白さは異常.春日井春日なみの発明を成してしまった….この本で爆笑するには特定の年代のある種のリテラシが必要なんだろうなあきっと.

ピタゴラ装置DVDブック1

ピタゴラ装置DVDブック1

本として紹介するべきかDVDとして紹介すべきかはまあ大きな問題ではない.あの奇跡的な装置が如何にして作り出されたか…という話なんだが,この本の内容で,このDVDの内容で,この値段ってのはちょっと割高じゃ御座いませんかと言うのが正直なところ.メイキングの話とかもっといろいろあってもよかったのではないでしょーかねー.

ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ)

ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ)

うーむこれは….どうもこの世界設定が極端すぎているように思えて今ひとつついてゆけない感じ.