読了 / 死者のための音楽

乙一推薦文の帯の本が某書店で大量平積みされていたので買ってみた。

山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)

山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)

これは凄い。ジャンルで言うといちおうホラーか怪談ということになるようだが、もうそれどころじゃないよね。最後の2編が特に秀逸。人の意志とか想いの力を再認識させてくれるような短編集でした。いく人もそうだし残された人の力もまた。
なんか某SNSだと作者は実は乙一、とかいう説が出ているが。どこか唐突で理不尽な綻びがあるあたりとか、確かにそういう気配はあるけど、もう別に誰でもいいから読んでおいて損はないのでオススメしておく。もちろん乙一好きにはなおさらオススメしておく。