読了/眼球堂の殺人

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)

帯コメントが森博嗣……あの森先生が! ミステリ小説の帯を! 書くなんて! と思って買ってきて読んだ。

(以下ネタバレ注意)

いやあ、これは確かに森先生が帯を書くだろうなあという内容だった。帯がどうのこうのというとっかかりはまあどうでもいいんだけど、数学読み物が好きでミステリが好きで、という人は楽しめるねえこの作品は。登場人物や閉鎖環境というシチュエーションにおいては「クビキリサイクル」を彷彿とさせるけど、ふたを開ければもう堂々の王道展開。「笑わない数学者」あるいは「そして二人だけになった」を思い出すなあ…と思って読んだらやっぱり最後の最後に一発強烈なパンチが用意されていて、もうまさにこの辺系列直撃。表紙のこの先生はわりと常識的というか、「天才」といって出すからにはもうちょっとエキセントリックでもいいんじゃないのか…とか思ってたんだけどそうじゃないんだよな。いやあこれはたまらんね。
ということで思わず書き綴ってみる。

久しぶりにメフィスト賞作とか読んだわ。というよりそもそも最近ミステリ系列読んでなかったんだよな。いやおもしろかった。ちなみに、脳内では加藤元浩作画でした。漫画化されないかなー(って面白いの読んだ後は毎回書いてる気がする。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

笑わない数学者 (講談社ノベルス)

笑わない数学者 (講談社ノベルス)

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

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Q.E.D.証明終了(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

主人公はまるでエルデシュだなあと思ったら参考文献に上がってた。あと副題に "The Book" ってあるんだけど個人的にはそう言われると乙一ジョジョ小説の方を思い出してしまうのです。